マスメール型ウイルスとは、「知らない送信者」「興味を引きそうな題名」「本文は英語などが多い」「無作為に大量に送信」という特徴を持つ『ばらまき型』の迷惑メールに混入されているランサムウェアの1種です。近年のセキュリティ意識の高まりや英文メールになじみがない人多い中で即削除の対象となる場合が多い為、成功する確率が徐々に下がってきていると思われています。
しかし、こもウィルスの怖いところは、マスメーリングという迷惑メールを大量に送付するワーム活動を行うことです。感染してしまうと感染されたパソコンのメールアドレスを発信先として利用し自己増殖を行います。さらに、感染したパソコンをロックしたり、ファイルを暗号化したりすることによって使用不能にしたのち、元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求することから「身代金要求型不正プログラム」とも呼ばれています。
対策としてはセキュリティソフトを導入し、定義ファイルを常に最新の状態に保つ、心当たりのないメールに添付されたファイルは、開く前に添付ファイル(メール)の送信者に対して電話等で送信有無を確認するなどユーザー側で動く他にスパム対策・ウィルス対策を装備したネットワークセキュリティ機器の導入で防ぐことが可能です。