2021.07.01:更新
前回、「トナー」や「ドラム」について簡単にご説明しました。今回は、「ドラム」についてより詳しくご説明します!
ドラムとは?
前回もご説明しましたが、ドラムとは「ドラムカートリッジ」とも言い、インクを用紙に押し付けて印刷するためのローラー部分のことです。レーザー方式のコピー機(複合機)にのみ付いている部品で、インクジェット方式にはありません。トナーがセットされる土台部分がドラムなので、コピー機(複合機)本体の真ん中あたりに内蔵されていることがほとんどです。また、ドラムには「分離型カートリッジ」と「一体型カートリッジ」の2種類があります。
ドラムカートリッジは2種類
ドラムカートリッジは2種類あり、カートリッジごとのメリットとデメリットがあります。
分離型カートリッジ
ドラムとトナーカートリッジが分離されているタイプです。トナーが無くなったときは、トナーカートリッジのみ交換し、ドラムにセットして使用します。それぞれ独立しているので、トラブルが起こった際には原因のある箇所だけメンテナンスできるのがメリットとなります。コストパフォーマンスに優れているので、安価に利用できます。
一体型カートリッジ
ドラムとトナーカートリッジが一体になったタイプです。トナー が無くなったときには、ドラムごとカートリッジを取り外して交換します。そのため交換時にまとめてメンテナンスできるので、最小限の手間で済ませられるのがメリットです。ただ一方で、トナーまたはドラムのどちらか片方に原因があった場合でも、まとめてメンテナンスしなくてはならないため、コスト面はやや高額になりやすいのがデメリットです。 消耗品にかかるコストは割高ですが、非常に長持ちすると言えます。
ドラムの取り扱い方法
ドラムは摩擦や帯電不良などで消耗してしまうため、定期的なメンテナンスを行わなくてはなりません。
メンテナンスをせずに使い続けると、綺麗に印刷できなかったり、色がぼやけてしまったり…といったトラブルを引き起こしかねません。ドラムがないと印刷ができないので、メンテナンスや交換を忘れないようにしましょう!
当社ならドラムやトナーの交換、メンテナンスを無料で迅速に対応致します。
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<ドラム交換における注意点>
・電源スイッチはONにしたまま交換する(きちんとセットされているかを本体が判断するため)
・メーカーが公式に販売している純正のドラムを使用する
・直射日光や強い光に当てないようにする
・非常にデリケートかつ傷つきやすいので丁寧に扱う
・付着したトナーは対応する業務用掃除機以外の掃除機を使用しない
ドラムはとにかくデリケートなパーツなので、極力丁寧に取り扱うことがポイントとなります。もしも傷がつけば印刷のクオリティを著しく下げてしまいかねません。また、ドラムは清掃することでより長く使用することができます。印刷物に縦線が入ったり、きれいに印刷できないと感じた時は、アルコールまたは薄い中性洗剤をつけた柔らかい布でドラムを拭きましょう!コピー機・複合機本体についているクリーニング機能を使用するのもおすすめです。清掃をしても印刷の出力が改善されない場合は、ドラムを交換しましょう。
ドラムの交換時期や寿命は?
「一体型カートリッジ」の場合は、トナーが無くなり次第交換すればいいのですが、「分離型カートリッジ」の場合は、機種にもよりますが、トナーを3回交換したらドラムも交換しましょう。3回を過ぎると、次第に汚れが目立つようになり印字が潰れ、綺麗に印刷することが難しくなります。
「一体型」の場合、トナー1本につきA4の用紙で約10,000枚~12,000枚が印刷可能です。「分離型」の場合は、A4の用紙で約6,500枚の印刷が可能です。また、トナーをストックしてある場合、純正トナーなら2年以内に使い切ることをメーカーは推奨しています。それを過ぎると、トナーが固まって正常に印刷できなくなる場合があるので、注意が必要です。
トナーとは
文字を印字するときに必要な粉のことです。
トナー残量がなくなったときや、トナーが劣化して印刷品質が悪くなった場合にカートリッジごと交換する必要があります。
モノクロプリンタでは黒い粉(ブラック)を使用、カラープリンタではブラック/シアン/マゼンタ/イエローを使用します。
トナーにもコピー機メーカーによって呼び方が異なることがあります。
様々なトナーの呼び方がかかれてますが、総称として「トナー」と呼ばれてます。
純正トナーを超低価格で利用できるおトクな入れ替え方法があります。
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ドラムとは
トナーを記録紙に写すための消耗品です。
レーザープリンタやレーザー複合機は、ドラムユニット内の「感光体ドラム」 と呼ばれるローラーに、トナーをのせて記録紙に押し付けることで印刷をします。
ドラムもコピー機を使い続けるうちに磨耗していく消耗品ですので、ずっと替えないままでいると印字不良が起きることがあります。
トラブルを防ぐ為には定期的に交換していただく必要がありますのでトナーを3回交換したら、ドラムユニットを1回交換していただくと、トラブルなどが起きにくく、コピー機・複合機を快適にご使用いただけます。
コピー機、複合機で心臓部といえるのが「ドラムユニット」です。
印刷品質を保つためコピー・複合機本体がドラムユニットの劣化を自動で判断します。
コピー・複合機の仕組みとは、トナーをふりかけたドラムを紙に転写して印刷するということですね。